5000円のワインと100万円のワイン
人間の感覚って、実際感じている感覚より、視覚や情報を通じて「脳」で感じてる部分が結構大きんじゃないかと思います。
代表的なのはワイン。
「1本5000円です」と言って出されたものと「100万円です」と言って出されたものでは、もう飲む前から味が違う気がします(笑)
また100万円のワインも、ラベルも貼られず、何の情報もなく飲んだら、おいしさという点では、普段飲んでるワインとそう変わらないかもしれません。
格付けチェックで、芸能人の方が迷うくらいですから。
100万円のワインも、ただ出されるよりも、そのワインの産地や歴史、製造方法などの色々な情報を聞いたり、そしてそれを表すラベルを見たりすることで、いっそう美味しく感じられるのではないでしょうか。
そういう意味で言うと、実際の味とは別に、何か脳に直接訴えかける「情報」や「見た目」が大切になってきます。
ステアリングエンブレム
クルマで言うとステアリングエンブレムって結構大事だと思います。
運転している本人は、自分のクルマを外から見ることができません。
なので運転する時、常に目にすることができるこの位置にエンブレムがあることで「今俺は◯◯を運転してるんだなぁ」と実感できるんだと思います。
僕も以前からアウディ好きだったので「あぁ、今俺は乗りたかったアウディに乗れてるんだな」とエンブレムを見て感じています。
このエンブレムは、着いていなくてもクルマの性能には全く影響しません。
ただ満足感という意味では、あるとないとでは、全く違うものになってくると思います。
パッと見てわかる大切さ
あと、クルマのスピーカーについてるロゴにも、同じこと言えると思います。
『Mark Levinson」「Bang&Olfsen」「BOSE」などのロゴがついてるだけで、そしてそれを目にするだけで、益々いい音に感じられるのではないでしょうか。
ロゴのついたスピーカーから流れる自分の好きな音楽は、普通のスピーカーで聴くよりも、贅沢な気持ちになれると思います。
「本能にぶっ刺す」
人間は感情の生き物なので、この実際の感覚とは別の「脳」で感じる部分は、ほんとうに大切になってくると思います。
僕はランドクルーザーが大好きですが、ランドクルーザーというクルマそのものに加え、「地球滅亡のその日まで走っていられるクルマ」というようなストーリーや、信頼性や耐久性を表す話を見聞きする度に「やっぱランクルっていいよなぁ」と、より一層強く思います。
「本能にぶっ刺されば当たる」
数々のテーマパークの業績をV時回復させた伝説のマーケター、森岡毅さんの言葉。
感情に訴えることの大切さをストレートに表した、わかりやすくていい言葉です。
自分自身もこのブログを通じて、皆さんの本能にぶっ刺さる何かを、探し続けていきたいと思います。
また、本能にぶっ刺さる、ワクワクするようなクルマに、これからもたくさん乗っていきたいと思います。
『いやぁ、クルマって本当にいいもんですね』
ではまた。