ドイツ車を2台乗り継いで
自動車評論家の方々からも評判の高い“ドイツ車”
クルマ好きなら、一度は所有してみたいって方も多いのではないでしょうか。
僕自身は、ドイツ車信者でも国産車信者でもなく、ただのクルマ好きでが、ここ最近はドイツ車を2台乗り継いでいます。
そこで、実際ドイツ車を所有してみてどう感じたか、ということを書き綴ってみたいと思います。
このブログが、クルマ購入の際の一助になれば幸いです。
フォルクスワーゲン ゴルフ
僕が初めて買ったドイツ車、フォルクスワーゲン ゴルフ オールトラック。
それまで、アメリカ車は1台所有したことがありましたが、それ以外は国産車を乗り継いでいました。
ゴルフと言えば、自動車評論家の方々が絶賛する、クルマのお手本と言われているドイツ車。
ドイツ車の代表と言っても過言ではないのではないでしょうか。
ゴルフを所有した7年間、高速道路やワインディング、街中や雪道など、様々なところを走りました。
購入してすぐの頃は、慣れの問題で違和感もありましたが、慣れてくるとゴルフというクルマの凄さみたいなものを、じわじわと感じてくるようになりました。
やはりドイツ車、ただモノではありませんでした。
見て、触れて、感じる
初めてゴルフに乗った時、一番最初に感じたことは「何かものすごく硬いものに乗っている」という感覚。
これは今まで乗ったクルマでは感じたことがない感覚でした。
ドアの動き、シートの座り心地、ハンドルの手触り…すべてがしっかりしていて、どこにもユルさを感じません。
それがいいのか悪いのかは別として、動かす前から”ドイツ車”というものはこういうものなのか、ということをヒシヒシと感じました。
リビングではなくコックピット
重く、いかにも頑丈そうなドアを閉めると「ドンッ!」と重厚感がある音がして、ハンパない守られ感に包まれます。
シートに腰を下ろし、車内を見渡してみると、ドイツ車の中でも特にフォルクスワーゲンのインテリアは、例えるなら仕事ができる人の机の上のような感じがします。
シンプルで無駄がなく、理路整然という言葉がぴったりの印象。
悪く言えば、面白みがなく、どこか理屈っぽい感じがします。
シートは固めですが、大きくて身体をしっかりとサポートしてくれるもの。
長距離の運転でも、疲れにくいというのも本当でした。
ドライブフィール
走り出すとスッキリとしていて、フラットで滑らか。
表現が難しいのですが、雑味がなく、澄んだ感じの運転感覚です。
どこにも引っ掛かりがなくスーッと気持ちよく走り、思わず「本当にいいクルマだよなあ」と声が出てしまうほどです。
そして慣れてくると、運転のしやすさにも感心しました。
狙ったラインをきれいにトレースでき、自分とクルマが一体化したような感覚になります。
特に高速道路では、矢のような直進性と、フワフワせずピタッと道路に張り付くような安定感で、気持ちよく走ることができます。
これは今乗っているアウディA3でも同じ。
コントローラブルで、思ったようにクルマを操れます。
街中でも乗りやすく、本当にいいクルマだと思います。
維持費は?故障は?
維持費について。
まずクルマ購入時に、延長保証とメンテナンスプログラムには入りました。
それもあり、車検以外で何か特別かかるお金はありませんでした。
また車検に関しても、国産車と比べて特別高いとか感じたことはありません。
次に故障。
これはゴルフの場合ですが、7年目の車検直前にウォーターポンプの警告が出て交換しました。これは故障なのか部品の寿命なのかわかりませんが、確かに少なくない出費は痛かったです。
でも7年80000km以上走っていたので、これでドイツ車が故障しやすいというのは酷だと思います。
以上のことから僕の感覚では、維持費や故障のことをそれほど心配する事はないのではないかと思います(そもそも維持費や故障に悩まされるなら、2台も乗り継ぎませんもんね)
まとめ
質実剛健。
ドイツ車を表すのによく使われるこの言葉。
辞書では「飾り気がなく、たくましい様」とあります。
実際に所有してみて、正にその通りだと感じました。
また、ドイツには速度無制限のアウトバーンがあるからか、高速道路を使っての長距離移動は大得意。特にドイツ車の良さを感じるシチュエーションじゃないかと思います。
最近は、どの国のクルマも同じようになってきたと聞きますが、僕的には生産国によるクルマの違いは大歓迎です。
だってその方が楽しそうじゃないですか?
いずれにしてもドイツ車、クルマ好きの方には一度は、じっくり味わって頂きたいなと思います。