梅干しのことを考えると唾液が溢れてくる
みなさん、梅干しの事を頭に思い浮かべてください。
レモンの事でもいいです。
どうですか?
聞くまでもなく、口の中に唾液が溢れてきたと思います。
それも瞬時に。
これ、よく考えると結構すごい事ですよね。
だって、“実際に梅干しを食べた時”と、“梅干しの事を頭に思い浮かべただけの時“の反応が、同じになるって事なんですから。
でも、これは紛れもない事実。
よく「思考は現実化する」と言われますが、この現象もその一端だと思います。
脳の仕組み
人間の脳は、古い脳(心臓を動かしたり、食べ物を消化したりなど、生きていくために無意識に働く脳)と、新しい脳(話をしたり、計算したりなど意識して働く脳)があるそうです。
そして、新しい脳は古い脳に覆い被さるようになっていて、古い脳は、新しい脳の命令に忠実に働くとのこと。
しかし困ったことに、古い脳は新しい脳が実際に体験したことなのか、それとも考えただけなのかの区別はできないようなんです。
そのため、実際には梅干しを食べてはいないのに、そのことを思い浮かべただけで唾液が溢れてくる、というような現象が起きてしまうのです。
てことは、今自分が思考している事が、身体には瞬時に反応として現れるって事になります。
いつも「めんどくさいなぁ」「イライラするなぁ」「あいつむかつくなあ」と考えている人と
「幸せだなぁ」「心地いいなあ」「ありがたいなあ」と考えている人とでは、当然身体に現れる反応も違ってくるはずです。
「病気にならないように、病気にならないように」って考えながら健康的な食事をしても、頭の中が病気のことでいっぱいだったら、身体には悪い反応が起きているかもしれません。
自分の機嫌は自分で取る
ならばこの現象を逆手にとって、自分が気分良くいられるよう、普段の生活にちょっとした工夫をしていくのがいいですよね。
例えばパソコンの壁紙を自分の好きなクルマのものにするとか、仕事がひと段落したらおいしいコーヒーを飲むとか。
そんな小さなことでも十分だと思います。
そういう小さな「心地いいな」とか「幸せだな」ということを感じられるようになると、そちらの方に周波数が合ってくるので、自然とそういう情報をたくさんキャッチできるようになります。
そうやって、梅干しのことを考えて唾液が溢れるように、気分の良いことを考えて、身体に良い反応が溢れるようにしていけらたら、毎日が楽しく健康に過ごせるのではないかと思います。