先日アウディA3に乗り、往復900kmの旅をしました。
僕のA3 Sportbackは、30TFSI advanced というグレード。一番売れすじのグレードだと思います。
エンジンは999cc、リアサスはトーションビームという構成です。
このスペックで「高速道路を使った長距離走行って大丈夫?」と不安に思う方も多いはず。
今回は、新東名の120km /hの区間も走っています。
そこで、実際A3で900km走ってみてどうだったのか、検証してみたいと思います。
スペックのおさらい
全長4345 全幅1815 全高1450(mm)
総排気量 999cc
最高出力 110PS /5500rpm
最大トルク 200Nm /3000rpm
車内空間は?
まずは電動シートとランバーサポート。
これで細かくポジションを調整できるのはいいですね。
助手席にも、電動パワーシートが奢られているのも◯なポイントです。
そして、音も静か。
特に窓からの音の侵入は少なく、静粛性高めです。
ロードノイズも、路面が綺麗なのか、いつもより静かに感じました。
また一部では、廉価版と言われている10.25インチのバーチャルコックピット。
僕はこれしか知らないので十分です(笑)
メーターとしてだけではなく、ナビの表示や音楽の切り替えなど、ステアリングのボタンで色々操作でき、また視線移動も少ないので、ほんと便利です。
腕時計で言えば、アップルウォッチみたいな感じです。
高級感という点ではアナログのメーターの方が趣もありいいかもしれませんが、先進性や多機能性では、こちらに軍配が上がります。
今までアナログメーター派だった僕ですが、次もバーチャルコックピットがいい、と思うほど気に入っています。
999ccで大丈夫?
A3のエンジンは、3気筒の999cc+ターボ、それに48Vマイルドハイブリッドが組み合わされています。
今回は、ほぼ高速道路という行程で、途中新東名の120km /h区間も走りました。
999ccで大丈夫か?という疑念もありましたが…
結果は全然余裕でした。
確かに中間加速の瞬発力の無さは時々顔を出しますが、クルーズコントロール入れてれば全く問題なし。
そしてクルーズコントロールオフの時は、Sモードにすればほぼ不満なしって感じでした。
ちなみに100km /hで走行時のエンジン回転数は、2100rpmくらいと、以前乗っていたゴルフ オールトラック(1800ccターボ)とほぼ同じ。
また120km /h走行時でも2500rpmくらいなので、エンジン音も気にならず、余裕を持って走ることができました。
トーションビームの乗り心地は
リアトーションビームも、ほんとに上手く味付けされていて、全く不満なし。
路面が悪いと、少しリアがバタバタするような感じもしますが、僕はそんなに気になりませんでした。
フワフワ感もなく、しっかりと路面を追従してくれて、安心して快適に走ることができました。
この辺は、さすがドイツ車って感じです。
運転支援系は…
そして、今回一番ありがたかったのは、運転支援系の充実ぶり。
全車速追従方のクルーズコントロールはもちろん、進化したレーンキープは、しっかりと車線の中央を維持してくれ、手放し運転も可能なのでは?というほどでした。
またブラインドスポットモニターも大きく見やすいので、都内や高速道路での車線変更の際にも、安心感をもたらしてくれました。
サイズがいい
やはり慣れないところに行くと、この大きさにありがたみを感じる場面が多々あります。
高速道路では、途中何度もパーキングエリアに立ち寄りましたが、そこで駐車に苦労することは皆無。
また都内を走る際にも、取り回しも良く不安がない分、余計な気を使わずに済みました。。
まさに「手の内に収まる」って感じでした。
気になるところは?
やはり中間加速の瞬発力の無さは、気になる時がありました。
一旦加速し始めれば、100km /hからでも十分加速してくれるのですが、加速し始めるまで一拍間が開くのが、いまだに慣れません。
そしてナビ。
「輸入車のナビは使えない」とよく聞きますが、田舎で暮らしてると、正直そんなに不便には感じていませんでした。
ただ、今回都内を走ってみて、色々不満が噴出してきました。
首都高の分岐で案内してくれない、高速に上がればいいのに延々と下道を走らせるなど、「なぜ?」と思う場面が何度かありました。。
また、まっすぐ走っていて左側に分岐路が出てきた時など「このまま直進です」と案内すればわかりやすいのに、このナビは「右方向です」と案内し、バーチャルコックピット内にも右折のような表示が出るので、これは本当にわかりづらかったです。
まとめ
今回の旅を通じて「A3での高速道路を使った長距離走は、全く問題なし」と確信しました。
たった999ccのエンジンに、リアトーションビームサスということで、ネガに捉える方もいらっしゃるかもしれませんが、やっぱりクルマは実際乗ってみなければわかりません。
正直僕も、このクルマ旅に出る前は少し不安もありましたが、やっぱりカタログ表記やスペック表だけで判断してはダメだなと痛感しました。
皆さんも気になるクルマがあったら、ぜひ試乗して体感してみることをおすすめします。
「次はどこへ行こう?」
次のクルマ旅が、ますます楽しみになってきました。