名古屋ミッドランドスクエアで展示中の「クラウンエステート」
今回じっくり見てきましたので、レポートしたいと思います。
展示車はプロトタイプ。
(PHEVのVの部分に照明が映り込んでいます。見づらくて申し訳ありません)
プレートに”ワゴンとSUVの融合”と書いてあるように、全高が1620㎜と高いことから、純粋なエステート(ステーションワゴン)というより、SUVぽさを感じさせる雰囲気です。
フロントフェイスは、なかなかの迫力。
以前、クラウン兄弟で一番初めに発売されたクロスオーバーを初めて見た時は、そのフロントフェイスに「これがクラウン?」と、かなりの違和感を感じました。
でも、今ではクロスオーバーに加え、スポーツ、セダンと新しいクラウン兄弟も増えて、街中でもよく見かけるようになったせいか、今回エステートのフロントフェイスを見ても、それほど違和感を感じることはありませんでした。
ボディカラーも相まって、ちょいワルと言った感じがします。
サイドから。
伸びやかなエステートのボディラインは、そのまま心の余裕を感じさせます。
どこかへ出かけたくなるようなシルエットです。
クラウン3兄弟揃い踏み。
リアセクション。
リアバンパーの辺りが「グッ」と上がっているデザインは、SUVらしさを感じさせます。
一般的なステーションワゴンは、もっと真っ直ぐに近く、それにより大人っぽさや落ち着いた感じを与えますが、それよりも躍動感や、若々しさを感じさせるデザインです。
この辺は、好みが分かれそうですね。
リア斜め後ろから。
インテリアは、クロスオーバーと同じような感じでした。
デザインは、オーソドックスな感じ。
質感は高かったです。
相変わらず、トラクションコントロールの操作スイッチの位置には疑問を感じます。
そしてこのクルマ最大の特徴であるラゲッジルーム。
広い!
僕は以前、ゴルフオールトラックを所有していましたが、それと比べるべくもなく断然広いです。セグメントが違うので当たり前と言えばそうなんですが、オールトラックでもラゲッジをを使い切る機会はほぼなかったので、この容量ならキャンプや旅行の荷物も、余裕で飲み込んでくれると思いました。
また、天地方向への余裕は、SUV要素を持つこのクルマの大きな特徴の一つ。
大人二人で車中泊も余裕なんじゃないでしょうか。
展示車はラゲージマットも敷いてあり、寝心地も良さそうでした。
いかがでしたか?
今回クラウンエステートをじっくり見てきましたが、純粋なステーションワゴンではなく、ワゴンとSUVの融合というのを強く感じました。
この辺をどう取るか。
そこが、このクルマの評価が分かれるポイントだと思いました。
僕自身の感想は、クルマはいいと思うのですが、ネーミングが「エステート」ではない方がいいのではと感じました。
エステートというと、どうしても伝統的な大人っぽいステーションワゴンを思い浮かべてしまうので…(これは自分の思考をアップデートしないといけないのかもしれませんね笑)
でも、国産車のステーションワゴンは壊滅状態なので「これを待っていた!」という方も多いのではないでしょうか。
クラウンの快適性はそのままに、より旅やアウトドアに出かけるのが楽しくなりそうな「クラウンエステート」
トヨタの認証不正問題の煽りを受け、発売が延期されているのが残念ですが、早期に発売開始されることを願います。