トヨタ クラウン。
長い伝統と格式を誇る、トヨタの実用車の中でトップに君臨するラグジュアリーカー。
オーナーはもちろん、誰が見ても『高級車」と感じるのに、それが嫌味にならない、日本において、独特の立ち位置を確立しているクルマです。
長い間クラウンといえば”セダン”というイメージでしたが、今は「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」そして今年発売予定の「エステート」の4種類をラインナップ。
今回はその中でも、クラウンの本流とも言える「セダン」の展示車を見てきたので、レポートしたいと思います。
エクステリア
威風堂々とした貫禄があります。
この日、他にも展示車はありましたが、このクルマの存在感は際立っていました。
展示車の価格、スペックは
サイズ(mm)は、全長5,030 全幅1,890 全高1,475
燃費はこの体格ながらWLTCモードで、18.0km /L!
さらに価格はオプション込みの展示車で
¥7,626,700!!
安い!
見た瞬間、本当にこう感んじました。
実はクラウンを見る前にレクサス車の展示ブースで
GX ¥12,427,000
NX ¥8,232,100
という価格を見てきた直後だったので、ちょっと感覚がバグってたのは確かです(笑)
でも自分の中に、「高級車=セダン」という、変なバイアスが掛かっているのか、少しカジュアル感のあるGX、NXよりも、この堂々としたフォーマルなセダンが安いというのを見て、お買い得に感じのは間違いありません。
色も渋くていい感じです
正面から
シャープで伸びやかなリアの造形。
ホイールからもプレミアム感を感じます。
インテリア
インテリアも質感高いです。
(至る所に注意書きが貼られていますがご容赦ください)
前席
さすがに高級感があります。
木目が多く、落ち着いた雰囲気です。
シフト周りも木目が多い印象。
何かクラウン独特の雰囲気があります。
運転席に座った感想としては「よし、走るぞ!」とか「運転を楽しむぞ」というのではなく、少し心が落ち着くような感覚を覚えました。
あくまでも後席に座る人も含め、乗る人全員がゆったり過ごせる空間に仕立ててあるんだと思います。
ドアも木目の面積多め。
質感は高いですが、好みは分かれるかも知れません。
後席
後席にも座ってみましたが、フワッフワで座り心地抜群でした。
助手席と比べても、ヒエラルキー的に完全に「助手席<後席」でした。
ただこのフワフワ感が動いている状態どうなのか、一度運転手付きで乗り心地を体験してみたいと思いました。
少し気になったのは、前席下への足入れ性。
展示車は、運転席シートが一番下まで下げてあったのか、足入れ性が悪く感じました。
これはまたの機会に検証してみたいと思いました。
まとめ
昨今のクルマ価格高騰の中、この堂々とした佇まいのラグジュアリーセダンが700万円台の価格は、もしかしたらお買い得なのではないでしょうか。
そして、もしこれを買うなら、運転手を雇って、自分は後ろで優雅に過ごしたいなあとも思いました。
セダン人気は相変わらず低迷してますが、このビシッとした仕立てのいいスーツのような感覚は、やはりセダンならではのものです。
フォーマルな場面になればなるほど、こういう品格のあるセダンの存在価値が高まってくるのは、間違いないと思います。