今年(2024〜2025年)の冬は、ジムニーを買ってから、初めての大雪となったシーズンでした。
寒波が長期間に渡って居座り、何日も降り続く大雪。
そんな中で、ジムニーはどうだったか。
結論から言うと「ジム二ー最高!」「ジムニーがあって良かった!って感じでした。
なぜそう思ったか、その理由を紹介していきたいと思います。
今年の道路状況
その前に、今年の雪の状況を。
今年の大雪は近年にないもので「災害級の豪雪」と言っても過言ではありませんでした。道路も、除雪車がひっきりなしに除雪しても、追いつかなくなるほどの降り方でした。その上、まだ除雪されていないところをクルマが行き交うため、雪が踏み固められたり、タイヤで削られたりして、でっこぼこでオフロードコースのようになっていました。
速度はせいぜい20〜30km /hで走るのがやっと。立ち往生するトラックが出るくらいの、最悪の道路環境でした。
凹凸路へっちゃら
でもそんな風に自然条件が悪化すればするほど、イキイキしてくるのがジムニー。
大きなタイヤで、路面の凹凸を軽々乗り超えていきます。「おぉ、すげぇ!」と思わず口にしてしまうほど、圧巻の走りでした。
他のクルマが、ギャップの度に上下左右にかなり揺さぶられて難儀しているのを横目に、ジムニーは余裕綽々。多少揺さぶられはするものの、激しい突上げなども全く感じません。
知り合いの軽バンなどは、かなりクルマの底面をヒットしてしまったらしく「クルマ大丈夫かなぁ」心配していましたが、ジム二ーは余裕のロードクリアランスのお陰で、一度もそんなことはありません。また、多少ヒットしたとしても、頑丈なラダーフレームがあるので、その辺も心配なしです。
唯一無二
そして、こんな時はそのコンパクトなボディも生きてきます。路肩には除雪された雪が山積みになり、その影響で道幅は狭くなっていましたが、ジムニーは対向車が来ても余裕ですれ違えます。
当日は除雪した雪を運ぶためのダンプカーや大型の除雪車と何度もすれ違いましたが、余計な気を使わずにすみました。
「小さいと言うことは、それだけで一つの性能」クルマ買う系ユーチューバーのワンソクさんもおっしゃってましたが、まさにその通りでした。
ここまでコンパクトで本格的な悪路走破性を持つクルマは、世界中を見渡してもジムニーしかありません。
まさに唯一無二の性能です。
MTもいい
僕のジムニーはMTなのですが、それも役に立ちました。ATはハンドルとアクセルの操作に集中できると言う利点がありますが、今回はそれにも増して「状況期応じて自分の好きなギアを選択できる」と言う点がよかったです。普通の道路状況ではないと、変速したいタイミングもいつもとは違ってきます。「もう少しこのギアのまま引っ張りたい」など自分の感覚に合った変速ができるのは、MTならではだと感じました。
伝家の宝刀は抜かず
ジムニーはパートタイム4WD。普段は2駆で、状況に応じて4駆に切り替えます。またその4輪駆動は”4H”とさらに強力な”4L”の二段構え。4Lは「スピードは半分になるけど、駆動力は2倍になる」と言うイメージのもの。さらにそれにプラスして、スタックした際に脱出しやすくする「ブレーキLSD」と言う“伝家の宝刀”も付いています。
今回の大雪では4Hで走行しました。それでも十分余裕の走りだったのに、さらにまだ上の装備があると言うのは、かなりの安心感に繋がります。
このオフロードでの懐の深さは、やはりジムニーが並のSUVとは違うと言うことの証明です。
ジムニーがある安心感
「うちにはジムニーがある」
こう思えるだけで、大雪の中でもかなりの安心感を覚えました。
大雪の中、どうしてもクルマを出さなければならなくなった時(急病で家族を病院に連れて行くなど)その安心感は絶大なものです。
普段の走行では、その凄さを感じる場面はあまり無いのですが、いざ自然条件が悪化した時などは、圧倒的なポテンシャルを披露してくれるジムニー。
今回の大雪では特に、ジムニーに感謝したい気持ちになりました。
「ジムニー、ありがとう」
いやぁ、ジムニーって本当にいいクルマですね。
ではまた次回。